スーツを着てユニークなマスクをかぶった男たちが、銀行強盗をしかけ警察相手にドンパチを繰り返す――今回紹介する『アームドヘイスト(Armed Heist)』はそんなゲームだ。

「あれ、それって……」と思ったあなたは鋭い。そう、本作は人気FPS『PAYDAY』をリスペクトしたTPSである。

ただ残念なことに、PAYDAYらしさは見た目のみであり、まるで別物のゲームだったのだ。

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TPSとして最初はそれなりに楽しめる

アームドヘイストの魅力は長ったらしいムービーなどなく1プレイ5分以内でサクッと終わるので、「ちょっとTPSで遊びたいな」という気分になったときにそれなりに楽しめるところである。

メインとサブの2種類の武器を持ち、銀行や飛行機格納庫や地下などで警察や特殊部隊を相手取ることになるのだが、基本的にやることは3つで、

  • 敵を撃つ
  • 金を取る
  • 逃げる

だけである。ステージによっては金を取ることもなく、敵を殲滅して逃げるだけの場合もある。
英語のみのゲームだが目的が画面に表示されるので迷うことはない。

敵に弾が当たっている感覚や、やられたときの演出がわかりやすく撃ち合いはしっかりとしている。
TPSとしては欠点らしい欠点はないので、最初はそれなりに楽しめるのだ。

PAYDAYとの違い

見た目がまんまPAYDAYなので、同じようなゲームを期待すると裏切られることになる。
以下、違いを簡潔にだが羅列していく。

  • TPS(三人称視点)になっている
  • 武器やマスクはランダムで手に入る(いわゆるルートボックス)
  • 投擲武器無し
  • スキル無し
  • シングルプレイのみ

TPSなのはスマホでの遊びやすさを考えればわからなくはない。
同じくルートボックスもスマホでは受け入れられやすいシステムなのでまぁ、わからなくはない。
投擲武器は、遊ぶとわかるのだがマップがそれほど広くないので一気に複数体倒せてしまうとバランスが崩れるので無いのはわかる。

しかし、最後の2つが無いのはかなりの問題である。

PAYDAYはスキルがとても重要で、もらえるポイントをどうやって振り分けるかによって遊び方がかなり変わっていた。
正面から撃ち合うために倒れにくくタフにしたり、敵に見つからないようにステルスに特化したりと自由度がとても高かったのだ。

だが本作はやることのほとんどが正面から撃ち合うのみだからか、スキル要素はなくなっていた。

そして、シングルプレイのみというのも問題だ。PAYDAYの最大の魅力は4人での協力プレイにあると言っても過言ではなかった。
1人が監視カメラを潰し、1人が民間人が逃げ出さないように見張り、1人が金庫を開け、1人が警備員を無効化していく。
そのような役割分担を、気のおける友人たちとボイスチャットしながらだったり、野良で知らない外国人と短い言葉でコミュニケーションを取りながらだったりしながら遊ぶのが面白かったのだ。

しかし、本作では遊べるのはシングルプレイのみ。ミッションが始まった時点でもう警察は来ているので、事前準備などもなく淡々と撃ち合うだけなのだ。
味方AIキャラも一応はいるが、ただの演出でしかなく撃ち合いでは役に立たない。

本作は記事のタイトルに書いた通り「PAYDAYの皮をかぶった別物TPS」なのである。

評価

GOOD

  • 撃ち合い自体は楽しい

BAD

  • マップが狭い
  • 撃ち合いしかないのですぐに飽きる
  • PAYDAYファンの興味を引こうとしているのに中身が伴っていない

評価:1.5

アームドヘイスト:戦闘系アクションシューティングゲーム

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本家はというと……

余談だが、本家PAYDAYは現在、スマホ向け新作『PAYDAY: Crime War』を開発中で、リリースは2018年を予定している。
こちらはなんと強盗と警察にわかれて戦うシリーズ初のPvPを導入しており、4人協力プレイや要素のアンロックなどシリーズの特徴そのままに本格的なモバイルタイトルとなっているらしい。
リリースが非常に楽しみなタイトルである。

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